スマート冷蔵庫開発5:ラズベリーパイによるパワーLED点灯回路
最後のスマート冷蔵庫のまとめ記事を書く前に,今回の記事ではラズベリーパイによるパワーLED点灯回路を紹介します.
使用する部品
1W白色パワーLED OSW4XME1C1E−100: LED(発光ダイオード) 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
パワーLEDを使う理由
通常のLEDだと,光量が足りず,撮影するのに冷蔵庫の中を十分照らせないため今回パワーLEDを使用しました.
下記のブログの記事はパワーLEDを使用するのにお世話になったものです.
Raspberry PIでLED点灯コントロール、Part1 パワーLEDとMOS FET | ものづくりエクスペリメント
回路構成
回路は以下のようになっています.作成したプログラム動作には光検出回路が含まれているため過去の記事を参考にしてください.
18Ωを並列に2本つなげている理由はパワーLEDの点灯のため大きな電流が流れるため,一つの抵抗にかかる電流を少なくしています.参考記事ではセメント抵抗などの耐圧が高いものを使用しています.私はセメント抵抗を持っていなかったため,並列回路を使用しました.欲しい抵抗値の2倍の抵抗を並列に接続すれば欲しい抵抗値になり,一つの抵抗にかかる電流は半分になります.
簡単な動作原理
FETはゲートに信号が入ればドレインとソースが導通するのでゲートにGPIOからの信号が入ったとき,ドレインとソースがつながりLEDが点灯します.逆に信号がオフになればドレインとソースが切断されるため,LEDはオフになります.パワーLEDは順電圧が3.3Vのため,5Vからの電圧でLEDを駆動させます.
作成プログラム
作成したプログラムは光検出回路にif文をつけて,暗くなったときのみ光るようになっています.そしてsleepで1秒点灯
if data < 1300:
GPIO.output(LED_pin , GPIO.HIGH) #led on
sleep(1)
GPIO.output(LED_pin , GPIO.LOW) #led off
gistf596bc104802df6e3a5359479ca141ae
点灯写真
かなり明るいのでデータシートに書かれていますが,直視しないようにして下さい.光量の調整は並列につなぐ抵抗値を変化させれば出来ます.
最後までお読みいただきありがとうございました!